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  • DJサチコ

徹底的に休むスタイル

サボりじゃない、休みだ。

そう言い聞かせながら毎日を生きている感があります。

いつから自分に対してこんなに言い訳するようになったのか。

過去のブログを読んでも、ツイッターも、言い訳が多い。

そこをちょっとだけ気に病みつつ、でもこれが私のスタイルですし、ということにして今日も今日とて何かに励んでいます。


というわけで、11月10日、やぶおそ配信です。


配信で「奥多摩行ったよ」とか言ってるのに奥多摩の話には全く触れない。

触れないならそもそも言うな、みたいな私の中の鬼ディレクターが言ってくるんで、

せめてブログでは触れておこうと思います。


奥多摩、行きました。

具体的には奥多摩湖と日原鍾乳洞。

相いも変わらず目的地を決めない、計画性のないドライブでしたが、流石に奥日光での大失敗(ついたの夕方以降であたり真っ暗)から学んだのか、私たちは朝から出かけました。

相棒は納車以来ずいぶん私にしっくりきている愛車・デミオくん。

助手席には選曲に定評のあるDJ旦那氏。

そしてその運転愛で夫をドン引きさせる運転手・サチコ。

この最強メンバーでお送りする奥多摩ドライブ、終始ゴキゲンでした。


なんと言ってもデミオくんはナビを搭載した優秀な男。

これまでのマーチやベリーサも最高の奴らでしたが、ナビが有る無しではガッキーと私くらいの差があります。超えられない壁です。

これまでスマホのナビで走っていたため、わかりにくいし画面ちっちゃいし電池はものすごい勢いでなくなるしで大変でした。

デミオくんのおかげで我が家のドライブは死ぬほど快適になったのです(主に運転手の機嫌という意味で)。


とりあえず奥多摩の有名スポットをナビに入れとけば、奥多摩方面には行けますし、というわけで私は車に乗り込むなり「奥多摩湖」をナビに入れようとしました。

しかし、事件は起こったのです。


ナビに奥多摩湖がない。


ざけんなよ、こんだけネットで奥多摩ドライブといえば奥多摩湖プッシュされてんのに、奥多摩湖がナビで出ないわけないじゃん!と早速気の短い運転手の機嫌が急下降。

出端でいきなりDJ旦那氏と本気のディスり合いをするわけにもいかないのでグッと堪えて、ネットで奥多摩湖の住所を調べ、ナビに入れ込んで出発。

触ったらキレそうなジャックナイフの異名を持つ私も、ここまでなまくらになりました。


道中ちょいちょい休憩を挟みながら3時間以上かけて到着。

しかし朝早く出かけたおかげで午前中のうちに到着し、運転手の機嫌はすこぶる良好。

着いたのはバイカー達も集まる休憩所でした。

ここで、事件の謎が急に解決します。


奥多摩湖は、奥多摩湖ではなかった。

いやお前もメディアに勤めたことがある人間なら、証拠の看板くらい写真撮っとけよ、と思いますが、ありませんでした。


奥多摩湖、湖じゃなくて、貯水池だった。


小河内貯水池というのが正式名称でした。

だから奥多摩湖って入力しても、ナビに出てこなかったのです。

隣にはダムがありました。多分小河内ダム。


どうでもいいけどダムを見ると何故か進撃の巨人を思い出すんだよね。

一巻で胸が苦しくなって読めなくなった進撃の巨人。


さて、お腹もすいた私たちは奥多摩湖を見るのもそこそこに、昼食を求めて彷徨います。

休憩所の売店のマダムに「この辺の美味しいお店とかあります?」と聞くと、パンフレットやら地図やらをくれて、近くにあるお店を教えてくれました。

旅の途中に出会うこういういい人たちのおかげで、私の心は澄んでいきます。

その節は本当にどうもありがとうマダム。


麺類も好きだけど、ガッツリ定食とかも食べたい私たちは、近くのジビエ料理屋さんに向かいました。


言うまでもなく、左上のお肉がジビエです。

かなりガッツリしていて、私は休憩所の売店で売っていたおでんを食べなくて正解だったなと思いました。マダムが教えてくれるのがあと3秒遅かったらおそらく食べてた。


実はこのジビエのお店、駐車場が超難所でして、道路に面している上にわりと縦列駐車、かつ超コンパクトと言う運転狂を自負する私も涙ちょちょぎれる場所でした。

あまりの難しさに、不覚にも駐車中のRワゴンに擦りそうになるところを、おぼつかない運転を心配して出てきてくれたお店のお客さん(多分同じ定食を食べていた)が救ってくれました。

あの時言われた「ハンドル、何もしないで!そのまま!そのまま前に出て!」と言う言葉、忘れません。

こう言う時の「何もしないで!」はいわゆる西野カナ的な「何もしないで!」とは違い、ガチで何もしてはいけない時なので男性諸君は混乱されませんようお気をつけください。


人の優しさに包まれ、程よい空腹のスパイスをもって食べるジビエは格別のお味でございました。


その後なんとか神社ってとこに行ったのですが、そこには戦没者の慰霊碑などもあり、「なんでこんなところにあるんだろう?」という解けない謎を抱えることになりました。

そこで撮った写真がこれ。



苔です。

苔というにはあまりにもフカフカっていうか、とっても綺麗だったのでこれを撮りましたが、場所の全体像とかそういうのは撮っていないというのはあまりにも写真慣れしていなさすぎです。ドライブとかよく行くのは、本当に運転することだけが目的なのだな、ということがお分かりいただけるでしょう。


この後、日原鍾乳洞に行きました。

奥多摩湖はまさかの人工的なアレだったとあって、私たち夫婦は「ようやく自然の壮大さに触れられる」と喜んだのです。


鍾乳洞の外はこんなところ。


しかし、おもった以上に鍾乳洞内は整備されていて、自然の雄大さというよりこんなところを見せていただけるありがたみの方が強く感じられました。

私はここでまさかの若干の閉所恐怖症の片鱗を見せ、探検中ずっと不安だったのですが、一つだけとても強く印象に残っているのは、「賽の河原」の隣に「縁結びの神様」があったことです。

めっちゃ石が積んである隣に縁結びって言われても。

子供達の魂が鬼に怯えながら石を積み、積んでは壊され、また石を積み、みたいなところの隣で呑気に「あの人と結ばれたい」と願うことは、別に悪いことじゃないけどおやつにショートケーキとおはぎを同時に食べるような罪悪感があります。

「地獄の底」に「三途の川」があったり、若干コースに疑問を感じましたが、あの世的なコンセプトは理解できたし、結果的にめちゃくちゃ楽しかったからオススメです。


ただ、この日原鍾乳洞の駐車場に行くまでの道がこれまた難所で、細い山道であるが故に離合が多く、みんな結構グイグイくるので逆に強気で行かないと遥か後ろまでバックしなきゃいけないみたいな感じでした。

道すがら「離合は方言」「広島らへんが離合が通じる限界」「昔福岡のローカル番組で特集してた」という夫婦で何度したか分からないトークを展開しました。

もう二人だけの鉄板ネタ。離合がある度にやる話。よく飽きないなと思います。


私は離合という言葉を使いますが、使わない、意味わからないという人には一昔前のこの言葉を愛を込めて送ります。ググレカス。


旅の締めは急に食べたくなった豚骨ラーメンで、ということで食べてきました。

別に東京の豚骨ラーメンを否定する気は毛頭ありませんが、東京の豚骨ラーメンは油が強くて臭みが足りない気がします。

豚骨ラーメンはもっと臭くていいし、意外とさらっとしていていいと思うのです。

そしてしょっぺえのが美味いのです。

そんなラーメンを東京で探したい。誰か教えてください。

福岡帰ったら、くっせえしょっぺえ豚骨ラーメンをたらふく食べたいと思いました。


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